なんとかしたい背中のにきび

自らニキビを悪化させる行為

背中にきびは、触らないほうが早く治ります。
そもそも炎症ができている部分は、刺激を与えると悪化します。

気になっていじりたくなってしまっても、そこはぐっと我慢した方が良いです。
背中にきびを触るのは、薬をつけるときだけにしましょう。

背中のにきびに効果的な薬は、皮膚科でもらうことができます。
人によって治療内容は変わりますが、にきびの改善に一番効果的なのは
レーザー治療などの最新機器を使ったものです。

こういった機械を使うことに抵抗がある方は、にきびに効き目のある
塗り薬を処方して貰うこともできます。

医者

皮膚科でもらえる治療薬には、抗真菌剤、抗生物質、レチノイド製剤があります。
この中で一番治療効果が高いのは、抗真菌剤です。

背中にきびには顔のにきびと違い、アクネ菌ではなくマラセチアという
カビの一種が原因で生じます。

なので、抗生物質で殺菌するよりも、カビを殺す抗真菌剤が有効なのです。

皮膚に作用する抗真菌薬とは?どんな効果や副作用がある?

抗真菌薬とは、真菌(カビ)の繁殖を抑制する抗真菌作用を持っている医薬品です。
真菌(カビ)が皮膚に感染することで引き起こされるのが皮膚真菌症で、
白癬・カンジダ・マラセチアなどの真菌(カビ)が原因になることが多くあります。

抗真菌薬には軟膏タイプやクリームタイプ、リキッドタイプなどがあり、
症状や症状のある部位に適したタイプを使用します。

抗真菌薬は真菌の細胞膜などを破壊し、障害を起こすことで真菌の繁殖を防ぎます。
真菌原因で起こる水虫に効果のある医薬品もありますし、
真菌が原因のニキビにも効果を発揮してくれます。

皮膚に感染した真菌をそのままにしておくと、健康な部位にまで感染が広がってしまいます。
そのため症状が出た場合には、早めに対処することが重要です。

副作用が出ることはあまり多くはありませんが、人によっては
皮膚に赤みが生じたり皮膚炎が起きたりすることがあります。

皮膚にかゆみが出たり、刺激感を感じたりすることもあるようです。
抗真菌薬を使用する場合には、用法や用量などをきちんと守るようにしましょう。

肌が乾燥していたり、紫外線などのダメージを受けていると
真菌に感染しやすくなるのでボディケアを行うことも重要です。

にきびを悪化させない方法も抑えておく

ちなみに、レチノイド製剤は角質を柔らかくすることで、にきび自体の発生を
防ぐ薬です。薬をつけるときにも、できるだけ患部を刺激しないように
清潔な綿棒などで塗布します。

もしくは、手をしっかり洗ってから手で塗っても良いです。
それ以外のときには、背中にきびはできるだけ触らないのが鉄則です。

手をしっかり洗う

就寝時は横向きで寝るなどして対策しましょう。
横向きでは寝られないという人は、肌着をできるだけ肌に優しい素材の
ものにするのもお勧めです。

汗を吸いやすく、摩擦によって背中にできたニキビを傷つけないものが好ましいでしょう。

また、睡眠の質を良くすることもニキビの改善には大切です。
睡眠不足によりストレスが溜まりやすくなると、それがまたニキビの発生に
繋がってしまいますので、気をつけましょう。

 

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