背中のしこりと、背中にきびはできる原因が違います。
まず背中にできやすいしこりは、粉瘤(ふんりゅう)と
脂肪腫(しぼうしゅ)の2種類です。
どちらも良性の腫瘍です。
粉瘤は垢などの老廃物が、背中の皮膚内側に溜まることでできます。
背中は体毛が濃い場所なのでできやすいです。
脂肪腫は遺伝、外傷、ストレスなどが原因となってできることが多いです。
しこりは、皮下組織や筋肉組織のこわばりを指します。
これに対して、背中にきびは毛穴が詰まることが原因でできます。
毛穴のなかには皮脂腺があり、ここから皮脂が分泌されます。
なんらかの原因で皮脂が溜まって毛穴を塞いでしまうと、
なかで皮脂が塊になり、白にきびになります。
さらにこれが進行すると、背中にきびの原因であるマラセチアという
カビの一種が繁殖して悪さを始めます。
マラセチアが毛穴の中で暴れまわるため、そこが炎症になることで
背中にきびが生じます。
組織のこわばりか、毛穴の中で起きている炎症なのか、というところが
最大の違いです。
しかし、こういったことは自己判断するのは難しいです。
見ただけですぐにどういった状態なのかはわかりません。
特に背中は、顔などと違って普段から意識して見る部分でもなく
気がついたときにはかなり酷い状態になっていたということもあります。
症状が酷く、少しでも不安に思う部分があるのであれば
放っておいたり自分で何とかしようとせず、美容外科や皮膚科に相談しに
行きましょう。
自分が思っていたよりもケアが簡単に済むかも知れませんし、
反対に思っていたより悪化していたという可能性もあります。
専門医に診てもらえれば安心です。
特に仙台の美容皮膚科は、にきびの治療を専門的に行い
また対応も丁寧なことから評判です。
問題なさそうに見えても、念のため診てもらった方が
より安心できるでしょう。
ニキビができることについては、いろいろな説があり、みなもっともらしく言われるのですが、
中には信憑性がないいものもあるので気を付ける必要があります。そうした中で、間違いない
と言われるものを挙げてみると次のようになります。
ニキビの発生に関しては、遺伝が大きな位置を占めていることは事実で、ニキビの80%が
特定の遺伝子の存在によるものだという研究もあります。
遺伝病とは遺伝ということから発生する病気のことですが、ニキビは似ている体質的な
ところからの発生という要素もあるので、遺伝病と呼ぶには抵抗感が残るところです。
乳製品やグリセミック指数の高い食品によってニキビが悪化するということもあるので、
これらの摂取を制限することも大事だとされています。習慣的要素もあるので、日常の
生活習慣を見直すことも大事になります。
ストレスはニキビを含む、多くの皮膚病を悪化させる可能性がある適度な運動習慣を
身に付けるとか、ストレス解消のための方法をいくつか身に付けておくことも必要です。
全体的には、通常の健康生活と同じですが、栄養バランスの良い食事、適切な睡眠、
快適な排泄、そして適度な運動ということがニキビ対策でも有効になります。