背中は普段目につきにくいところですが、意外ににきびができて
荒れているパーツでもあります。
目が届かないだけでなく、体を洗う際に手も届きにくいので汚れが
落ちにくく洗浄が行き届きません。
その上皮脂腺や汗腺が多く汗もたくさんかくので不衛生になりがちです。
このような背中にきびに効果的な成分がサリチル酸です。
この成分は角質を柔らかくする効果があり、背中にきびの硬くなった
にきび跡を柔らかくして目立たなくすることができるのです。
角質を柔らかくすることによりマイルドなピーリング効果を期待できるので、
マットな背中に整えることができます。
またサリチル酸は殺菌効果も高く、アクネ菌の繁殖を防いでくれるので、
皮脂腺や汗腺が多く不衛生になりやすい背中を衛生的に保つ働きもあります。
サリチル酸配合の石鹸やボディローションを使い続けることで、
角質ケアをして代謝を促進しにきびのできにくいマットな肌質を
維持することができるのです。
サリチル酸というのは歴史が古く、すでにネアンデルタール人が
活躍していた時代にはそれらが利用していたかもしれないという
可能性があると言われているほど古くから知られていました。
それもそのはず、サリチル酸は植物に含まれる天然成分であり、
炎症を抑えるための薬として、また、鎮痛剤で使用されてきた
歴史ある薬草成分であることがわかっています。
サリチル酸はヤナギに含まれる成分であることは、すでにヒポクラテスの書物や
シュメールやアッシリアで記された書物にも記載されており、古代から
その存在が確認されて鎮痛剤に使用されてきた歴史が窺えます。
カレー粉やスパイスにも含まれることから、抗酸化作用を期待したり、
炎症を抑えるための薬に用いられることもあります。
サリチル酸の豪勢を成功させたのは、1852年のドイツ人科学者である
ガーランドによるものでした。
この発見は分子生物学城重要な発見とされており、こんにちにまで
影響を及ぼす功績を残すことになったのです。
かつてはヤナギからの抽出が一般でしたが、ガーランドの発見により
フェノールに水酸化ナトリウムを反応させることで、ナトリウムフェノキシドを得て
その後高温で熱して二酸化炭素を導入することで得られるとわかっています。
成分は本体のラベルに書かれてありますが、中々見つけられないという場合には
美容外科や皮膚科に相談しに行ってみることをお勧めします。
ニキビの専門家に診て貰うことで早期解決に繋がりやすくなります。
自分のニキビの原因がわかるため、更なる対策やそれに関するアドバイスも
もらえますし、その場で自分に合ったボディケア用の製品を
購入することもできるかもしれません。
まずは近くにそういった機関がないかを探してみましょう。
仙台に行けば、ニキビ治療の経験が豊富で優秀な美容皮膚科がありますので
自分の家の近所で中々見つからないという方は、都合が合えば
行ってみるのがお勧めです。
通院は無理かもしれなくても、にきび治療に知識の深い医師に話を聞けば
今までよりも改善に向かいやすくなる可能性が高くなるのです。